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低糖質? 低脂質? 食事療法による違いは?


みなさんこんにちは
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パーソナルトレーナーの水野豪司です!
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今日は、食事療法における低糖質、低脂質食の違いについてお話ししたいと思います
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まず、低糖質食とはなんでしょうか?
 低糖質食とは、ご飯、麺類、パン、甘いものなどに
 多く含まれる糖質を少なくした食事スタイルのこと

次に、低脂質食とはなんでしょうか?
 低脂質食とは、揚げ物やお肉などに含まれる油、
 すなわち脂質を少なくした食事スタイルのことです
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これまで、ダイエットの観点からこれら2つの食事スタイルについての
様々な研究がなされて来ましたが
どちらがより有効かについては諸説あり、明確な結論は未だ出ていません
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しかし、人によっては、低糖質食が有効な場合があります
それは、いわゆるメタボリックシンドロームの方です
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メタボリックシンドロームとは肥満、特に内臓脂肪の蓄積をきたし、
糖尿病、高血圧、高脂血症などの疾患を招く危険性のある病態です
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肥満の方では、インスリン抵抗性が亢進した状態にあることがあります
このインスリン抵抗性が亢進した状態が続くと、糖尿病などの疾患を招くリスクを高めます
したがって、このインスリン抵抗性を正常に戻してあげることが必要です
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インスリン抵抗性の亢進とは
 インスリン抵抗性の亢進とは、食事後に血中のブドウ糖が多くなった際、
 細胞にブドウ糖を取り込むために
 膵臓から放出されるインスリンという物質の働きが弱くなってしまうこと
 インスリン抵抗性とは、インスリンの働きやすさを表し、
 抵抗性が低いとはインスリンが正常に働きやすいということを表す
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インスリンは、食物から糖質をとった際に血糖値が上昇することを
トリガーとして放出されます
糖質が多い食事では、インスリン必要度が増し、
インスリン抵抗性を亢進させる可能性があります
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したがって、体重を落とす観点からは
低脂質、低糖質の効果に明確な違いは明らかになっていませんが、
メタボリックシンドロームの方では、
低糖質食は、インスリン抵抗性をさげる意味で有効であると言えます
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〜まとめ〜
・ダイエットの食事療法には、
 低糖質食、低脂質食の2つの食事スタイルがある
・2つのうちどちらが体重を落とす上で有効かは結論が出ていない
・メタボリックシンドローム、糖尿病などの生活習慣病を予防するために、
 インスリン抵抗性を下げるという観点では
 低糖質食の方が有効である可能性がある